純朴記

純朴でありたい、そう願う男の記録。

最初の一人

キャンプ場には色々なゴミが落ちている。

風で飛ばされたんだろうな、というようなビニール袋から、鍋のフタや壊れたキャンプ道具など粗大ゴミまで実に様々。

色々な人が出入りして活動する以上、全くゴミが落ちないということは無理だと思うのだが、明らかに故意に投棄したようなものや、「隠した」ような捨て方がされているのはやはり良くない。そこには悪意があると思うから。

管理者が処理してくれるだろう。この程度なら大した問題にならないだろうと考えて捨てているのであれば、あまりに想像力が乏しすぎる。多くの人が出入りする環境で、全員がその考えでゴミを捨て出したらどうなるのか。考えが至らないのか、理解した上でやっているのか、いずれにせよ公共の場でレジャーを楽しむには人間としてのレベルが低すぎると言わざるを得ない。

 

最近こんなのを見かけた。

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 薪を束ねていた針金。キャンプサイトに放置されているのが散見される。

 

多分最初にここに引っ掛けた人は、「自分一人くらい」と考えたかもしれない。

しかしここには、何本も引っ掛けてある。

なぜか?

人は流される生き物だから。「あ、ここに引っ掛けとけばいいのか」と思ってしまう。

そんなつもりがなかった人まで良くないことに加担してしまう。

 

僕もよく流されるけど、流されるならいい方向に流されたいと思っている。

みんなでいい方向に流れたら、世の中もいいい方向に流れる気がする。