ブログを読みにきてくださりありがとうございます。
こんにちは。筆者のTakです。
数年前から日本でアウトドア、キャンプの人気が急上昇していますよね。
実はこのキャンプブーム、90年代に一度起こっており、今回のは第2次ブームにあたるみたいです。
私の周りでも新たにキャンプを始めたという人がかなり多いです。
なぜこんなにキャンプが流行り出したのか私は知りませんが、漫画「ゆるキャン△」とそのアニメが及ぼした影響も大きいのではないでしょうか。
今までアウトドアに興味のなかった女性やインドア派の人が気軽にキャンプやバーベキューを楽しむようになって、爆発的にキャンプ人口が増えた感があります。
私もキャンプ好きの一人として、多くの人がキャンプを楽しむようになることは大変喜ばしいことだと思っています。
が、しかし!
このキャンプブーム、手放しでは喜べない!
心配事がたくさんあるんだ!
今回は、キャンプ人気急上昇中の今起こっている問題と、それらに対する私の考えを全力で書いていきます。
今からキャンプを始めたいと思っている方、ずっとキャンプを楽しんできた先輩の方々、オラの話をきいておくれ!
そして一緒にこれからのキャンプの在り方を考えよう!(大げさ)
キャンプとは
この記事を読みにきてくれた人は少なからずキャンプに興味を持っている人かと思います。なので説明は不要かもしれませんが、一応キャンプとはなんたるかについて簡単に説明します。
全然興味ないけど、何かの間違いでこの記事に漂着したって人もいるかもしれませんしね!
キャンプの定義
広辞苑には
「テントを張って泊まること」
って書いてあります。
いや、想像以上にシンプル。
野外でバーベキューしたりテントで泊まったり、衣食住を家の外に持ち出して楽しむのがキャンプなんじゃないかな。
グランピングというのもある
キャンプとは別に、グランピングというものも最近広く知られるようになってきました。
グランピングとは
グラマラス(Glamorous)とキャンピング(Camping)を合わせた造語で、和訳すると「魅力的なキャンプ」となります。
キャンプ道具を持っていなくても、手ぶらでグランピング施設に行けば快適なキャンプを体験できるというものです。
グランピングで用意されているテントや道具はオシャレなものが揃っており、写真映えするということもあり人気が加速しています。
私はまだグランピングに行ったことがないので、いつか行ってみたいですね。
キャンプブームで見えてきた問題
本題です。
私が問題と考える内容は以下の3つです。
1. マナーの低下
2. スタイルの押しつけあい
3. キャンプ場でのマウント合戦
私が思うに上記の問題はブームの前からありました。
ただ、キャンプ人口が増えて顕在化してきたのです。
それでは順番に考えていきましょう。
1. マナーの低下
これはキャンプに限らずほとんどの物事に共通することだと思うのですが、何かが世間に一気に広まりだすと、どうしてもマナーの問題が浮上します。
ここでは、ゴミの処理と焚き火のマナーをピックアップします。
ゴミの処理
ゴミを指定の場所に捨てない。
キャンプサイトに捨てて帰る。
このような行為が横行しています。
私は無料のキャンプ場を利用することが多いのですが、着いてみたらゴミが散乱しており悲惨な状況ということが多々あります。
ゴミ箱が設置されているキャンプ場でも、その辺に捨ててあったりとんでもないものが捨ててあったり。数年前より明らかにひどくなっています。
ゴミの不法投棄が問題で閉鎖になったキャンプ場や、無料だったものが有料になったキャンプ場がいくつもあります。
キャンプ人口が増えて「俺くらい、これくらい捨ててもいいだろう」という考えで捨てられたゴミの規模が大きくなっています。
最近キャンプを始めた人、昔からキャンプをしてきた人
どちらにも等しく責任があります。
キャンプ場の外から持ち込んだものは持って帰るのが基本です。持って帰るのが嫌なら、ゴミ捨て場が設置されている施設を利用しましょう。
ただし、そういった設備が整っているところは大体利用料も高いです。
自分のスタイルにあった施設を利用するのがイケてるキャンパーだと思います。
ゴミが出ないように工夫してキャンプするのも楽しいよ。
焚き火のマナー
日本のキャンプ場のほとんどは直火禁止です。
直火禁止とは、地面に直接薪なり炭なりを置いて燃やしちゃダメってことです。
なぜか?地面にダメージが残るからです。
「いや、小さい範囲でやるぶんには問題なくね?
ちょっとくらい燃えてもすぐ元どおりになるでしょ」
はい!その考え!危険!
みんながそれやり出したら一面焼け野原ですよ!
焼け野原キャンプ嫌でしょう?
乾燥している時期だと思わぬ大火事に繋がるリスクもあります。
焚き火をするときは「焚き火台」を使いましょう。
焚き火の後処理も重要です。
灰は持って帰って不燃ゴミとして捨てるのが一番です。
穴を掘って土と混ぜながら埋めるという方法もありますが、みんながそれをやりだすとやはりキャンプサイトは荒れていくと思います。
2. スタイルの押しつけあい
キャンプ場では、しばしば次のような発言を耳にします。
「テントを張らずに車中泊?そんなの邪道だぜ。」
「火起こしに高出力バーナーを使うなんて邪道だ。男は黙ってファイアスターター。」
「バーベキューで焼くものといえばコレだ。そんなもの普通焼かないんだよ。」
「え、君LEDライト使ってんの?ダミだよぉ。ガソリンランタンが正解だから。」
はい、言いたいことはよくわかります。
私も言いたくなることがあります。
自分がいいと思っているものを共有したい。
初心者の人にもっとキャンプを楽しんで欲しい。
そういう純粋な好意からつい言ってしまうんですよね。
(もし、自分のほうがキャンプをよく知っているということをわからせたいがために言っているのであれば、誰のためにもなっていないので深く反省すべきです。)
しかし、これは相手からすると押しつけられていると感じる可能性が高い。
「そうか、なるほど。」と素直に聞いてくれる人もいるかもしれませんが、それはキャンプにある程度興味があって、知らないことを知りたがっている人に限られるんじゃないですかね。
やっぱりさ、相手のやっていることを否定する必要は全くないんですよね。
キャンプのスタイルに正解なんてないんだから。
違う人間なんだから感性が違う。
感性が違うから良いと思うものも違う。
道具は一長一短。
価格、性能、見た目、いろいろな要素から総合的に判断して決めた大切な道具を「邪道」だとか「しょーもない」とか言われたら悲しい気持ちになりますよね。
それに、使いもせずにしょーもないと決めつけていた道具に、自分が知らない実はとっても面白い使い方があるかもしれない。
新しいことを知るチャンスをドブに捨てているかもしれないんです。
さて、ここで一番最初の発言についてもう一度考えてみたいんですけど、お互いもっとキャンプが楽しくなる会話ってこんな感じじゃないですかね。
「え?今日車中泊なん?俺テントもう一個あるから貸そうか?あ、片付けが面倒くさいからなのか。なるほど、確かに面倒だよな。ちなみに世の中にはこんな手軽なテントもあってな...え?興味ある?OK、今度一緒に見に行こうか」
「バーナーで火起こしかよ!豪快でいいな!ってか火起こしはえーな!文明の利器最強かよ!え?簡単についちゃって面白くなくなってきた?ははーん。ほなマッチで火起こししてみようぜ。どっちが先に火起こせるか勝負しよーぜ!」
「え、バーベキューでバナナ焼くの?いや、ダメじゃないけど...うわ、丸ごといくんか!?絶対やばいって。いやでもちょっと気になるな。...え.......うまい。君...天才?」
「へー、LEDライト使ってるんや。ガシガシ使えていいよな。俺もツーリングの時LEDライト使ってるで。ガソリンランタン好きだけど、ガソリン入れたりエアポンプをシュコシュコしたりせなあかんしマントル壊れるし面倒ではあるんよな。まあそれが楽しいんやけど。...え?...シュコシュコしてみたい?じゃ、まずはホワイトガソリンを入れて...そう、この脳味噌が縮みそうな匂い最高じゃね?」
まあ、結局何が言いたいかといいますと
「俺のキャンプは俺にとって、君のキャンプは君にとって最高のキャンプ」
3. キャンプ場でのマウント合戦
これは百害あって一理なしのスピリチュアルバトルです。
しかし、人間に根源的に備わっている承認欲求や自己顕示欲に端を発するものであるため、なかなかなくならないのだと思う。
キャンプ場におけるマウント合戦の具体的な内容としては、
1. 道具のメーカー、価格、性能に関するもの
2. キャンプスタイル(オシャレさ、本格的かどうかなど)に関するもの
などが挙げられます。
俺の道具の方がいいものだとか、いくらしたとか、あの有名な誰々が使っているものだとか、オシャレだとか...
こういうのは自己満足でしかないので、自慢げに周りに伝えてもあまりいいことないです。
とはいえ、お互いキャンプギアに興味があるなら、価値ある情報共有になる場合もありますよね。
結局、相手や言い方によるんでしょうね。
コミュニケーションって難しいですね。
もし、キャンプ仲間がマウントをとってこようとしたら快くマウントを取らせてあげましょう。それで相手は気持ちよくキャンプをしてくれます。
もしあなたのやっていることをけなしてくるようなら、一言
「そうかなあ、でも俺はこれが気に入ってるからええねん。」
と一言いえば、あなたの大好きなキャンプは守られます。
日頃、会社や家庭でストレスを抱えている現代人
心を癒すためにやってきたキャンプ場でまで見えない殴り合いをしてストレスをためるのは悲しい!悲しすぎるぜ!
まとめ
いかがだったでしょうか。
キャンプが大好きな私たちは、自然と人に優しくできているでしょうか。
これからキャンプを始めようというあなたは、自然と人に優しくできそうでしょうか。
キャンプは自由なものだと思います。
優しいキャンプを目指していきましょう。